去り行く夏・去り行くもの
 つくばエクスプレス開通で盛り上がる(本当に盛り上がってるかどうかは知らん)関東地方の鉄道ですが、そんな中でひっそりと幕を閉じようとしている路線があるのをご存知だろうか?8月31日で廃止となる伊豆箱根鉄道の箱根駒ケ岳ケーブルカーである。
 「駒ケ岳ってどこ?」という人もいるでしょうが、芦ノ湖のほとりにある標高1327mの山です。この山頂に向かうのが駒ケ岳ケーブルカー。手許の資料によると開通は1957(昭和32)年11月16日。路線延長は720m、最急勾配は490‰というから結構な急坂です。伊豆箱根鉄道が経営しているというところで分かる通り、要は堤ファミリー率いる西武グループの観光開発の一環として作られたわけですね。開通の翌年には山頂にスケート場もできた(いかにも西武系列っぽいな)。
 だがしかし、ケーブルカーの起点はちょっと不便なところにあり(湯の花沢というところ)、駒ケ岳山頂への交通としては後に出来たロープウェーが主体となってしまった。スケート場も1985(昭和60)年に閉鎖。最盛期は年間110万人を運んだというケーブルカーも、今では年間約5万人にまで落ち込み、ついに廃止されることに。堤帝国の崩壊と共に終焉を迎えるわけだ。

 そんなわけでこの夏の終わり、時間のある人は乗りに行ってみてはどうでしょうか。俺?行けたら行ってるってんだこの野郎。

追伸:31日、47年間無事故で運転終了。最終便には約30人の乗客が乗ったそうです。
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by amai_mikan | 2005-08-27 03:29 | 雑記
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