高千穂鉄道、廃線へ
ついにというかやっぱりというか、高千穂鉄道が廃線になることが事実上決まってしまった。9月の台風14号で橋が何ヶ所か流されて線路が寸断、正直全線復旧はないだろうと思っていたが、一部区間の復旧もない見込みだそうです。自然災害で全線が廃止になった鉄道は北陸鉄道金名線以来じゃないだろうか(何も見ないで書いてるので間違ってたら許せ)。高千穂鉄道は全国の3セク鉄道の中でも経営はかなり厳しい部類(資料によると1999年度の輸送密度は622人、営業損益は7800万円)なのでやむを得ないのだろうが、やっぱり残念だ。日本一高い鉄橋(高千穂橋梁、高さ105m)は一度渡ってみたいと思っていたのだが。また一つローカル鉄道が減ってしまう。

 すでに北海道ちほく高原鉄道、くりはら田園鉄道(宮城県)、神岡鉄道(岐阜県)は廃止が決まっていますが、これから先、各地の第三セクター鉄道の淘汰がけっこうな勢いで進むことでしょう。利用者の減少による赤字はもちろんあるが、これからは車両や施設の維持、更新費が出せずに廃止になる線が増えるだろう。鉄道ではないが、以前某村営バスで話を聞いたらやっぱりネックは車両維持費なんだそうだ。そこのバスは経年8~10年と言っていたが、少しでも延命して使うために、走行距離が長くバスが痛みやすい長距離便の減便、廃止もしていた。三セク鉄道でも国鉄/JRが廃止した路線を引き継いだ線の多くは発足から15年以上経ち、車両更新の必要が出てきている。特に三セクで導入した軽量ディーゼルカーは一般の車両より寿命が短い。実際、今後も生き残るであろう鉄道ではすでに新車の導入が始まっています。一般の民鉄でも上田交通別所線(現上田電鉄)のように、施設近代化の資金が問題で存廃が取り沙汰されている路線もある(別所線は当面なんとかなるだろうが)。今はぎりぎりで運営できていても、これらがネックで将来的に存続を断念する路線がけっこう出てくるのではないだろうか。たとえば高千穂鉄道が災害に遭わなかったとしても、車両更新費用は出せたのだろうか?
 
 ただ、三セク鉄道はそもそも民間で維持できない(けど、地域にとって必要だと思った)から運営を引き継いだのであって、そりゃ赤字は出て当然だろうと思う。もちろん経営努力はするにしても、それは覚悟の上で引き継いだんじゃないのか?それを「赤字続き」「経営難」とか言われてもなんだかなあ、と思う。その他の公営交通サービスについても同じことが言えるけれども。
[PR]
by amai_mikan | 2005-12-13 03:38 | 電車
<< revolution ほくほく線に乗ってみる#2 >>