All aboard!
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 しばらく前のことなんですがついに3線式Oゲージを購入してしまいました。3線式Oゲージというのは超簡単にいえば100年近く前に電気式の鉄道模型が誕生したころから変わらずに続く線路幅32mmで集電用にレールが3本あるシステムの鉄道模型のことです。Z、N、HOm、HOとそれぞれ数は少ないながらもすでに3スケール4ゲージを所有する近鉄のような俺ではありますが、はっきりいって3線式Oゲージには以前からやたらと惹かれるものがあり、いつかは手に入れよう、と思っていたのです。だがしかしやっぱり値段が、とか買っても走らせる場所ないべ、などと思いつつ本なんかを見てるとでもやっぱ欲しいかもいや欲しいもうこれは買うしかない、というわけである休日に突如として購入を決意。時すでに陽は傾きつつあったが長野新幹線に飛び乗り東京は神保町にあるOゲージの専門店はぐるまやさんを訪問したのでした。

 やっぱりはじめはベーシックな基本セットですよね、というわけで3線式Oゲージのトップブランド(だと思う)ライオネルのセットを購入。ちなみに購入したのは"Texas&Pacific The Eagle set"というやつで、その名の通りアメリカはテキサス&パシフィック鉄道の看板特急「イーグル」塗装の蒸気機関車と荷物車+コーチ+展望車、それに楕円エンドレスの組めるレールとコントローラーがセットになった豪華版です(というかセットはこれしかなかった)。覚悟はしていたが単純に値段の問題でいうと高いといって差し支えないお値段、というか予想よりも高く実はうちの1月分の家賃より高い。とはいえ欲しいものは今買わなくてもどうせいずれ買うことになるのである。ということで近くのコンビニATMに走った。即断即決する俺クール。持ってくるのは大変でしたが。
 
 そんなわけで俺の部屋にアメリカンな香り漂う3線式Oゲージ鉄道がやってきたわけです。結果的にいうとこれはかなり楽しい。まさにお買い得、バリューフォーマネーです。もう最近は深夜仕事から帰ってくるなり毎日のようにコイツを動かしております。今のところ単純な楕円エンドレスのレールを走らせるだけですがそれでも楽しい。スペースもそんなに必要ないです。というかむしろNゲージより狭くていいくらい。

a0016192_345472.gif アメリカンスタイルの(アメリカの鉄道なんだから当たり前だな)蒸機。T&Pに本当にこのスタイルの蒸機がいたかどうかは知りませんがまあそんなことはどうでもいいでしょう。テンダーまで含めて全長約50cmの堂々たるボディはダイキャスト製ですごい重量感(実際に重い)。サウンド機能がついていて、シュッシュッというブラスト音のほかにコントローラーからの操作で汽笛、アメリカの列車らしくベルも鳴らせます。とまあここまではけっこうよくある機能だと思うのだがコイツはなんと停車中に汽笛を鳴らすと機関士が「ナントカカントカ?」と運行指令に英語で問いかけ、指令のディスパッチャーが"please stand by"とか"you're clear for departure"と返事をする、という機能まであって、これがなかなか面白い。機関士の人形を乗せたいところだ。煙突から煙も出ます。といってもまあタバコの煙くらいの量ですが。というか室内であんまりモクモク煙吐かれても困るわな。


a0016192_3462323.gif 客車は窓に乗客のシルエットがあってクラシカルな模型の雰囲気を漂わせております。車内の照明は(機関車をニュートラルにしておけば)停車中でも点灯。他のゲージでは特に点灯にこだわらない、というかむしろ妙にチラチラしたりするとむかついて取り外してしまったりする俺ですがこのぐらい大きいと楽しい。夜汽車の雰囲気。酒飲みながら走らせているととてもいい気分になれます。連結器はごつくていかにも「連結器!」というメカっぽさがあります。専用の電磁石を使うと自動で切り離し可能で、まあこれは今となっては珍しいもんではないがライオネルがこれを開発したのは1945年だそうだ。そんな時代に模型の連結器なんか開発してる国と戦争したらそりゃ負けるよなあ。


a0016192_347153.gif コントローラーもアメリカンレジェンドな雰囲気を醸し出しております。この昔の黒電話とかでかいラジオとかみたいなデザインが素敵。ちなみに右のオレンジ色のがスロットル・レバー。カーブがかなり急ということもあってどうしてもスピードが落ちやすいので速度を一定に保とうと思うとレバーをけっこう頻繁に動かさなきゃいけないのですが、それがいかにも運転してるという感じでよい。

 思ったんですが、これは「鉄道にはそんなに興味ないけど鉄道模型はやってみたい」というような人にはとても向いてるんじゃないかと。ZもNもHOもそれぞれ良さはあるんですが実物をそんなに知らなくても楽しめる、というか模型それ自体としての面白さ、動く機械としての魅力という点では一番のような気がします(いやまあGゲージとかは持ってないのでわからないけど)。特に団塊世代のおとーさんの定年後の趣味としてはノスタルジアをくすぐる部分もあるのでいいんじゃないだろうか。Nだと老眼には辛いだろうし。

 ちなみに安普請のわがアパートでは階下に走行音が響くだろうということで、前に書いたNのレイアウトと同様に緑の薄いカーペットを買ってきてその上に線路を敷いてありますがけっこういい雰囲気です。建物なんかも欲しいところですが今はNYのイエローキャブのミニカー(以前あった月刊のタクシーコレクションみたいな本の付録、1/43なので違和感ない)と小さいクリスマスツリーを置いてあります。段ボールで簡単に駅でも造ってみるか。とりあえず線路関係ではポイントが欲しいところ。車両はアメリカっぽい派手な貨車があるといいかも。でも前にこれを買いに行ったときに超かっこいいNYの地下鉄車両があったんだよな…

 しかし部屋が線路だらけです。
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by amai_mikan | 2005-12-19 02:42 | 模型
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