羽越本線で特急が脱線転覆
 残念なことにまた大きな鉄道事故が起きてしまった。
JR羽越線で特急が脱線転覆。最新情報では2人が亡くなり、まだ数人が車内に取り残されているようだ。

 脱線した列車は秋田発新潟行き「いなほ14号」(上沼垂運転所所属の485系3000番台6両編成)。現場は砂越―北余目間の第2最上川橋梁付近。事故発生は午後7時15分ごろとのことなので、約1時間10分の遅れということになる(定時だと酒田18:00発―余目18:08着)。

 運転士は「鉄橋上で異音がした」「突風で車体が浮いた」と話しているということで、どうも突風が原因の可能性が強いようだ。過去に強風で列車が脱線した例としては、1978年の営団東西線荒川中川鉄橋での脱線事故(強風で鉄橋の中で転覆)や1986年12月の国鉄山陰線餘部鉄橋での事故(強風で回送列車が転落、鉄橋下の工場を巻き込んで5人死亡。ただしこれは運転を規制すべき風速だったのに規制していなかった)が思い出される。風速での規制は、風速25m/秒以上:抑止(運転をやめる)、20m/秒以上:25km/h以下で徐行、のはず。ちなみにこのへんはもともと風が強いところのようで、風力発電をやっていたりする。

 仮に強風が原因だとして、規制値以下なら問題ないとされているわけだし、ダウンバーストとかだったら対策はなかなかむずかしいんじゃないかとも思える。「軽量化が・・・」という意見が恐らく出てくるだろうが、この列車に使っていた485系は国鉄時代の車両で、一番軽い車両でも40t以上ある。
 ただ、単純に横風だけで列車が転倒するかというとそれはけっこう疑問。鉄橋の構造としては、今回の第2最上川橋梁や荒川中川鉄橋、餘部鉄橋はどれも開床式(線路の下に砂利とか路盤がなく鉄骨だけの構造、要はスカスカ)なので、強風の場合下から持ち上げる力もかなり働いていると思う。戦前、東横線の渋谷近くの高架(開床式だった)で少し強い風が吹くと、床にある点検用のふたが吹き上げられて困った、というのを読んだことがある。もし都市部の路線にあるような閉床式(普通の高架線みたいな形)の鉄橋だったらどうだっただろうか?
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by amai_mikan | 2005-12-26 01:54 | 雑記
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