鎌倉物語
 小~中学生の頃だから何気に15年くらい前になってしまうのですが、一時期俺はかなりの江ノ電ヲタだった。それほど家から近いわけでもなかったが花火といえば江ノ島だったし釣りといえば腰越漁港だったし初日の出といえば七里ヶ浜だった。そんなわけで電車といえば江ノ電が一番だったのです。中学に上がったばかりの時、クラスの友人が鉄ヲタとわかって(今考えると鉄ヲタの友人がいたのはこの時くらいだ)、最初に「乗りに行こうぜ」といって俺が連れていったのも江ノ電だった。
 当時は600形が引退して2000形が登場したあたりで、連接車なのに車高の違う306+356のような車やら、まさに江ノ電、というような個性的な旧形車がまだまだ幅をきかせていた。観光地の路線なのにわざとらしさがなく、かといって地味でもなく、観光客にも地元の人にも愛される路線、という雰囲気がとても好きだった。実は初めて作ったまともに動く鉄道模型も江ノ電だった。
 しかし、そのうちになんだかわざとらしいエセレトロ風電車が登場したり模型も急に江ノ電のモデルが増えだしてファンが急増したりしているのを見るにつけ、なんかこのままテーマパーク化していくのかなあ、と俺的にはなんだか妙な抵抗が生まれ、いつしかだいぶ遠ざかってしまっていたのでした。

 そんな江ノ電にこの春新車が登場。廃車になった500形のイメージを生かして新車を造る、と聞いてはいたのでどうせまたエセ「レトロ調」とかなんだろ、と思っていたのですが、きわめてまっとうな電車ではありませんか。丸っこい外観も500形の雰囲気をちゃんと現代風に昇華して落ち着いたデザインになっています。まあ逆に少しおとなし過ぎるんじゃないか、と思ったりもするのでヲタとは勝手なものだが、こういうちゃんとした江ノ電の復活を待っていたのだ。

 なんか久しぶりに江ノ電乗りたくなってきたな。あのエセレトロ電車も乗ってみれば悪い奴じゃないんだろうし。
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by amai_mikan | 2006-02-11 05:02 | 電車
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