コンピュータードライビング
ゆりかもめで事故。
 いわゆる新交通システム(AGT)の事故で、制御系のトラブルで暴走というのは以前大阪のニュートラムであったが、脱輪ってのは初じゃないでしょうか(特に資料を参照してないので間違ってたら勘弁)。原因はホイールハブの破損とかいうことなので、一時多発した三菱ふそうのトラックタイヤ脱輪と類似の問題という気がする。

 今回は問題なかったようだが、完全無人運転の乗り物はこういうときの避難誘導が問題。運転、旅客案内は完全自動でも、保安要員が乗ってた方が(治安の面でも)いいと思うのは俺だけでしょうか。おまわりがパトロール兼ねて添乗とかでもいいし。

 しかし「ゆりかもめ」の貧弱な輸送力を見るたび思うのですが、こういうゴムタイヤ式の「新」交通システムってもはや意味あるんだろうか?まあゴムタイヤのほうが鉄車輪式より摩擦係数高いから、気象条件に関係なく自動制御しやすいのだろうが、今となってはつくばエクスプレスのATOや、東急目黒線なんかのTASCブレーキのように地上線の大型車両でも自動制御が実用化されているわけだし、AGTと同程度の軽量車両なら普通の鉄道でも無人完全自動制御化できるんじゃないだろうか。
 さらにいえば、ゴムタイヤ式が優位とされる勾配への強さや高加速度、騒音の低さでも、函館の路面電車は60パーミルくらいの勾配を走っているし、逆に多摩モノレールは多少の雪でたかだか50パーミルの勾配を上れなかった。ヨーロッパの最新形路面電車(LRV)は起動加速度4.0m/sくらい余裕で出せる(阪神電車も出せるか)。騒音だって、ドイツの路面電車は60dbを切っているはず。

 というわけで、俺はAGTよりも、最新路面電車技術を使って高度に自動化された小型鉄道=要はLRTのほうが「新交通システム」にふさわしいと思ってます。LRTというとどうしても新しい路面電車=クルマのない街づくりがどうのこうのと絡められがちで、それはそれで重要ではあるのだが、例えば全線高架で建設したとして、同じインフラでもAGTよりはるかに輸送効率の高い交通機関になると思う。
 逆に単一の区間でそこまでの輸送量がないなら、一部だけ電化した軌道を設けて、途中からは一般道を走るハイブリッド式ガイドウェイバスでもつくった方がいいんじゃないだろうか。

 趣味的にはゴムタイヤ式電車とかモノレールって好きなんですが、実用性、有用性となるとどうも中途半端…っていう感が拭えないのです。
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by amai_mikan | 2006-04-15 06:15 | 雑記
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