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ほくほく線に乗ってみる#2
 (#1のつづき)
 十日町といえば小学校の社会の教科書で「豪雪地帯」の例として載っていた気がする。さすがに11月後半なのでまだ雪は積もっていなかった。駅は高架で雪国の小さな町の駅という感じはあまりしない。ここはほくほく線内唯一の有人駅なので、何か「ほくほく線グッズ」でも売ってないかと思ったが特にそういうものはなかった。やっぱり意外に質素な鉄道なのかもしれない。
 特にどこかに行く目的はないので、駅の反対側に出て適当に商店街を歩いた。俺は適当な駅で降りて無意味に商店街を歩くのが結構好きなのだがこの商店街は開いてる店も多くてうらぶれた感じはしない。この日は朝からなにも食っていなかったのでラーメン屋でもあれば入ろうと思ったのだが、残念ながら飲食関係は全部「準備中」だった。閉鎖されている映画館とゲーセンがあって、ああやっぱ地方都市の映画館は消え行く運命だな、と思ったら中越地震で被災したため営業休止中と書いてあった。だいぶ記憶が薄れつつある(隣県でも)中越地震だが実はまだ1年ちょっとしか経っていない。十日町は比較的被害の少ないところだったはずだが、やっぱり地元はまだまだ大変なんだよなあと思う。

 40分くらいふらふらしてから駅に戻る。商店街を向いているほうの駅舎(北口か南口かわからないが)はJR飯山線と共用(というか、もともと飯山線の駅)になっている。バブル期だったらほくほく線開通と同時に「観光なんとかセンター」とかを併設した無意味に立派な建物になってそうなもんだが、ごく普通の昭和40年代的な駅だった。17時27分の越後湯沢行きで出発。駅を出るとゆるく右にカーブしながら走る。すでに外は真っ暗で、まばらな家の明かりを見ながら高架線を走っていると飛んでいるみたいな感じがする。
 十日町からすぐの「しんざ」を出るとトンネルに入る。十日町の駅でもらってきた「トンネル豆知識」という手作り感溢れるチラシによると、トンネルは全部で14ヵ所あり、このトンネルは全長10472mの「赤倉トンネル」で、JR以外では日本最長だそうだ。ちなみにチラシはほかにもあったがどれも職員がパソコンで作ったと思われるやつでいい味出していた(しかしやっぱり質素倹約というか質実剛健な鉄道だな)。トンネル内の駅「美佐島」(ここだけ唯一乗り降りがなかった)を過ぎて、しばらく走るとポイントを通り過ぎた音がして暗闇の中で停まった。超長いトンネルなのでこの区間でも行き違いができるように待避線がある。この列車の9分後に十日町を出る特急「はくたか17号」があるので、これに抜かれるんだろうと予測。前方に見える信号は、160km/h通過OKを示す「高速進行」(青信号が二つ点灯)を表示している。これは北越急行以外では見られない。しばらくすると特に動いていないのに耳がおかしくなってきた、ということは気圧変化→トンネルに列車進入だな、と思っていると後ろから明かりが迫ってきて特急が通過。確かに早かったが160km/hで通過しているという感じはあまりしない。まあ車内にいるから風圧も音もそれほど感じないのでそう思うのかも知れないが。

 六日町を出て上越線に入ると越後湯沢までノンストップ。車内の電光掲示板にいちいち「石打 通過」とか表示されるのが面白い。18時15分に湯沢に着くと、向かいのホームにさっきの特急の折り返し、18時46分発の「はくたか20号」が停まっていた。これに乗って直江津に戻ろうと思う。「はくたか」はかなり混む、と2ch鉄道路線板のほくほく線スレッドなんかにもさんざん書いてあるので、指定を取ろうとみどりの窓口に行ってみたらあっさり「グリーン車も含めて満席です」。速攻でホームに戻り席をゲット、と思ったらまだ車内清掃中でドアが開いてなかった。

a0016192_4223990.jpg さて「はくたか」です。20号の編成は金沢寄り6両が北越急行、後ろ3両がJR西日本の車両だった。ほくほく線に乗りに来たのにJR車に乗るのもなんだか面白くないので当然北越急行車の方に乗る。北越急行車は「Snow Rabbit Express」のエンブレムが入っているので速攻で携帯カメラで撮影して待ち受け画面にしたりしてみた。実はこの列車には前から乗ってみたくて、限定品の模型も持っていたりする。俺はガキの頃国鉄/JRの特急にほとんど興味を示さないというひねくれたお子様だったのだが、特急料金が払えるようになってくるとJRの特急もけっこういいもんだな、と思うようになってきた。とはいってもこれはJR西日本の車両と色違いなだけとはいえ、北越急行の車両なので私鉄特急なわけだが。
 しかしとりあえず「はくたか」は偉い。なんといっても新幹線以外では日本最高速度で走る列車なのに「スーパー○○」という名前じゃないところがとても偉い。スーパーあずさとかスーパー北斗くらいはまあ許せるが、はっきりいってこういう名前は安易だしスーパーマーケットかよと思う。小田急に「スーパーはこね」ができたときはかなりがっかりした。全然関係ないけど、前に博多から長崎に高速バスで行こうと思ったら「スーパーノンストップ」と「ノンストップ」というのがあって、何が違うんですかと聞いたら「スーパーは途中全部停まりません。ノンストップは○○と○○に停まります」と言われた。それってノンストップじゃねえだろ!

a0016192_423633.jpg まあそれはいいとして、車内は電球色の間接照明でけっこう落ち着いた感じがする。「あずさ」のE257よりは全然いい車両に思える。新幹線の時刻を見ると「Maxたにがわ451号」が34分、「Maxとき329号」が38分に着くので、この2本の客を受けるわけだが、車内はしばらく俺だけでうわさに聞く混雑とは程遠く、なんだぜんぜん余裕じゃねえか、と思う。が、前のほうの階段からダッシュしてくる人がぽつぽつ現れたと思ったらその後ろから怒涛のごとく人波が押し寄せてすぐに満席になってしまった。さすが東京―北陸間の最短ルート、国鉄時代の在来線特急全盛期を思わせる賑わいである。とか思っているとその後も第2波が到来して恐るべき勢いでデッキから通路まで埋まってしまった。さらにその後からも人が続々と現れてこれは乗れないんじゃないかという表情でわずかな空きを求めてあっちこっちのドアを行ったり来たりしている。はっきりいって休日夜の最終「あずさ」でもこんなに混んでるのは見たことがない。というかもはやお盆年末ニュース番組の「帰省ラッシュで混みあう東京駅新幹線ホーム」状態に達している。まさかここまで混むとは思わなかった。っていうか増結しろよと思う。9両では明らかに足りない。
 自分の隣りはおばあさんが座った。なんとなく嫌な予感がしたがやっぱり「座れなかったじいさん」が隣にいてなんとなく席を譲ったほうがよさげな雰囲気が漂う。がしかし、何かの用事の帰りだったら立ってもいいが、今日の俺はわざわざこの列車に乗りに来たわけで、それなのに車窓も見えない通路やらデッキに立たされるのは勘弁してほしいわけです。というわけで悪いが俺は積極的にこのジジババを無視して座り続けた。許せ。やっぱりこういうときはグリーン車の指定でも取っておいたほうがいいのかもしれない。かの内田百間も「用もないのに列車に乗るなら1等がいい」と書いていたと思った。
 
 通路の端から端までデッキのドアも閉まらないくらい人を詰め込んで定刻に発車。動き出してみるとこの車両はけっこううるさい。床下からインバーターの音がうわんうわん響いてくるし線路のノイズが台車を通じてゴリゴリ伝わってくる。静粛性ならさっきの普通電車のほうが全然優れている気がする。が、六日町を過ぎてほくほく線内に入ると静かになった。線路のクオリティが段違いに高いのがこれでもわかる。順調にスピードは上がっているが外が暗いのでどのくらいで走っているのかはよくわからない。が、トンネルに入ってわかった。まるで窓が開いてるかのごとく風が吹き抜ける。特急なので窓は開かないが混んでいてデッキのドアが開いているのでそこから入ってくる。でも確かこの電車は160km/h走行のために気密構造になってるんじゃなかったのか?
 トンネルを出て「しんざ」を通過すると座れなかったじいさんが「しんざだな」と一言。ということはこのジジババは地元民で、恐らく十日町で降りるんだろう。19時09分十日町着。ジジババも含め、驚くべきことにデッキや通路にいた人のほとんどが降りてしまった。ホームは人で溢れていた。いったいあの街のどこにこれだけの人が消えていくのか? 

a0016192_4233173.jpg あとはひたすら30分間疾走して直江津に19時39分着。84.2kmを53分で走っているので平均90km/hを超えているんだからやっぱり早い。せっかくなので先頭か最後尾車の写真でも撮ろうと思ってホームの端に行ったら先頭も最後尾もホームぎりぎりの位置に停まっていて写真を撮れるようなスペースはなかった。これだと増結はなかなか難しい。

 しかしほくほく線、どの列車も意外なほど地元利用者が多いのに驚いた。北越急行というのは開通時から将来がはっきり見えている期限付きの繁栄を約束された線だ。あと10年で新幹線が開通すれば赤字転落は確実と言われている。まあ国で言ったらブルネイみたいなもんである。でも、実は割とやっていけるんじゃないだろうか?まあ実際はそううまくはいかないんだろうが。とりあえず次に来るとしたら「ゆめぞら号」に乗らなくては。

 どうも大変長らくの長文お疲れ様でした。
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by amai_mikan | 2005-12-13 02:21 |
ほくほく線に乗ってみる #1
 最近、以前に比べて休みが増えました。週休平均1.25日くらいから1.75日くらいに。それじゃあどこかに行こうということで特に用はないけど北越急行ほくほく線に乗ってきました。ここは新幹線以外では日本で一番早い160km/hの特急やら天井に星空を映し出す電車やらなんだか面白そうなので一度乗ってみたかったのだ。

 そんなわけで11月27日日曜日、長野発13時37分の直江津行き普通電車で出発。実は信越線の長野-長岡間は今まで乗ったことがなかったので今回が初乗りです。この区間は一応「本線」なのに長野新幹線開通以後はすっかりローカル線になり特急も急行も快速もなく本数も少ないのでどうせ誰も乗らないだろう、と思ったらホームにはけっこう多くの乗客が並んでいて、3両編成のほぼ全席が埋まって発車。半数以上は長野市近郊の牟礼までで降りたが、ほかの客はほとんどが直江津まで乗り通したのも意外だった。直江津から長野に買い物にでも来るんだろうか?個人的にはそれなら富山に行ったほうがいいような気もする(といっても、富山に買い物するところがあるかどうかは知りませんが)。
 ほぼ中間の妙高高原までは山間部の川沿いをうねうねと走る信州にありがちな車窓風景で、なんとなく中央線の塩尻-辰野間を思い出す。長野県内は晴れていたのに新潟県に入ったら雨。たまに車輪が滑っている音が聞こえた。直江津着は15時8分。時刻表を見ると1分後に発車する特急「はくたか」と、15時30分発の普通があったのでどっちに乗ろうかと思ったが、車掌が乗り換え案内で「次のほくほく線は3時30分」と特急をあっさり無視していたので、ああこれは無理だなと思って普通に乗ることにした。
 
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 さて、ほくほく線です。本当の始発駅は犀潟ですがほとんどの列車が直江津から出ている。電車の雰囲気はよくある第3セクターのディーゼルカーをそのまま電車にした感じで、模型を作ったらけっこういいだろうと思う。この列車は2両編成で、前寄り1両は転換クロスシート車、後ろは普通のボックスシートだった。この日見た限りでは、普通列車は基本的に2連で六日町寄りが転換クロス車のようだ(実はこの車両が天井に星空を映し出す「ほしぞら号」だった。この日はやってなかったけど)。直江津を発車した時点で車内はほぼ満席。「北越急行は特急が通過するためにある路線」といわれているので普通列車はガラガラだろうと思っていたのだがけっこう驚いた。
 
 直江津から本当の始発駅、犀潟までは信越線を走る。間にある黒井駅は普通列車なのに通過。犀潟は始発駅らしさは微塵もない普通のさびれた中間駅だった。やっぱりバブル後に開通した路線だから質素なのか?
 犀潟を出ると右にカーブして信越線をオーバークロスしほくほく線に入る。そのカーブの内側に「ブルボン ルマンド」と書かれたでかい工場を発見!そう、あの「ルマンド」です。そういえばブルボンは新潟の会社だった。しかしこの巨大工場でひたすらルマンドばっかり作ってるのだろうか?ということはほかに「ホワイトロリータ工場」とかもあるのか?俺ははっきりいってブルボン製品は好きなのでぜひ見学したいもんだ。

a0016192_2349424.jpg 特に高架線にする必要性の感じられない景色の中をひたすら突っ走る。しばらく走ると「くびき」に停車、10人くらいの客が乗ってくる。ここから先は山間部に入り、トンネルを出ると駅-またトンネル-駅、という感じになる。駅があるのは、どこもはっきりいってバス停が2つもあれば充分じゃないかと思われるような集落。でも、どの駅でも降りる客、乗る客ともにけっこういる。地図で見てみると、ほくほく線と平行して各集落を結ぶ国道253号はけっこうグネグネなのに対して、ほくほく線はひたすらトンネルと高架でぶち抜いて各地をピンポイントで結んでいる。速さと雪への強さで(都市部だと信じられないが、一般的に鉄道は雪に強い。特にほくほく線は強いそうだ)実はけっこう地元の人にも重要な路線なんじゃないだろうか?十日町のひとつ手前、割と大きな街「まつだい」からはついに座れない客も出た。

 16時18分ごろ十日町着。とりあえず降りてみた。
(たぶんつづく)

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by amai_mikan | 2005-11-28 00:35 |
大空と大地の中で #2
 結局今日も宿に泊まれなかった(札幌のホテル約30軒に電話したが全部満室だと)。ちなみに今は旭川にある某スーパー銭湯におります。ここで寝ていくかそれともしばらく走って車内で寝るか。

 (#1の続き)
 長流枝PAで寒いなあと思いながらも爆睡。朝6時に携帯のアラームが鳴って目を覚ましたが辺りは一面の霧。朝早く出ようと思った理由のひとつに朝のちほく高原鉄道の列車を撮ろうという考えがあったのだが「この霧じゃ無理」と思って再び寝る。次に眩しさで目が覚めたときには9時だった。とりあえず時刻表を入手しようと車を走らせて池田駅へ。天気は快晴。

 北海道に来るときは列車利用でもいつも時刻表は持ってこないで、現地で「道内時刻表」を買うことにしています。薄くてかさばらないし道内に関してはバスや船も網羅していて全国版の大型時刻表よりはるかに詳しい。というわけで、駅の売店で買ってちほく高原鉄道の時刻を見てみると、この時点で池田-北見間全線に乗って折り返して戻ってくるのはかなり厳しいということがわかる。北見で車を乗り捨てできれば片道は車、片道は列車にできるんだけど。とりあえず線路沿いに併走する国道を走って景色のいいところで列車を撮影。「銀河鉄道999」のラッピング車だった。あんまり景色には合ってない気が・・・ちなみにスピードは結構速いです。

 そのまま国道を走って足寄へ。足寄は人口が多いわけでもないのに松山千春に鈴木宗雄という濃いキャラを20世紀後半に2人も輩出したという点ですごい町だ(ちなみに町としては日本で一番面積が広いそうです)。足寄駅はちほく高原鉄道の駅と道の駅と地域のホールを兼ね備えたでかい建物で、2階には松山千春コーナーがある。しかも改札脇には一緒に記念撮影ができる等身大写真とかもあってなかなか笑える。地図にも「千春の家」が堂々と書いてあってこの町は「松山千春の出身地」が観光資源の6割くらいを占めているんじゃないかという気がする。町の人には愛されているのだろうなあ(たぶん)。有名になるなら小さな町出身のほうがいいなと思う。

 そしてムネヲの出身地「大誉地」へ向かう。ちなみに「およち」と読みます。漢字で書くと「大いに誉められる地」でなんだか政治家の出身地向きだが、語源は確かアイヌ語で熊が多い土地だか何だかの意味だった気がする。駅は集落を通る道から少し奥に入ったところにある。本か何かで「荒廃している」と読んだ気がするが特にそうでもないと思ったのは天気がよかったからだろうか。中には旅行者用ノートが置いてあって物好きな人たちがけっこう来ていることがわかる(オレモナー)。俺が引き返すときにもバイクに乗ったおっさんが来ていた。

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 眠いのでここで寝て早朝出発することに決定。明日は東京に行きます。飛行機も昼の便以外は全部満席で取れなかったので東京に着くのが微妙な時間。そんなわけでつくばエクスプレスにでも乗ってみるかと思う。しかしいったいなぜそんなに混んでるんだ?
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by amai_mikan | 2005-09-16 01:42 |
大空と大地の中で #1
 突然ですがいま北海道にいます。正確にいうと現在道東自動車道の長流枝パーキングエリアにいます(これで「おさるし」と読む。読めるかそんなの?)。外はなかなか寒いです。ちなみに途中で道路の温度計を見たら8度でした。そりゃあ俺でも暖房を入れようと思うはずだ。

 今まで俺が北海道に行くといえば大体は青森までバス+そこから先は列車、というパターンが多かったのですが今回は時間も限られているので松本空港発のJAL2854便で新千歳まで一気に飛んだ。まあしかし飛行機は早い。離陸してすぐ自宅が見えたのがなんだか笑えた。意味もなく下界に向かってざまあみろとか言いたくなる。
 新千歳でレンタカーを借りる。なにしろ俺は全体的に無計画の権化みたいな人なので当然予約はしていなかったのですが(というか北海道に来ること自体前日に決めたんだから仕方ない)、いつも地元のレンタカー屋は飛び込みでも余裕で借りられるので「まあ何とかなるべ」と思っていたら各社とも満車。「空車あり」の業者が一軒あったのでそこでなんとかホンダのフィットを借りる。本当は北見あたりで乗り捨てて列車で戻ってきたかったのだがこの業者は営業所が札幌にしかないのでまた車で戻ってこざるを得ない。とはいっても他に空いている車はないので仕方ない。

 車に乗って向かったのは室蘭。室蘭は特に有名観光地ではないが半島に囲まれた湾につり橋(白鳥大橋)がかかっていたりして割と風光明媚ないい街だと思います。特に山の上から見下ろす夜景はとてもきれいなのでお勧めです。で、とりあえずこのラーメン屋に向かう。ここには「なっちラーメン」という裏メニューがあるのだ。室蘭は安倍なつみのふるさとなんですね。わざわざそのために室蘭に行ったお前はキショい、と思った奴はとりあえず表に出ろ。
 
 今日はもう風呂にも入ったしだいぶ眠いのでこのPAで寝ることに決定。明日は来春廃止のちほく高原鉄道でムネオのふるさとに向かう予定。 
 しかしさっきから車が一台も通らない。

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        <05.09.14 室蘭・白鳥大橋の夜景>
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by amai_mikan | 2005-09-15 03:39 |
待てばカイロの日和あり #3
(#2のつづき)今回はもともと一人で行く予定だったところ、なんだか親が来ることになってしまったので(しかも母だけ―まあうちの両親が二人で行動することはほぼありえないが・・・)「鉄」な旅にはならなかったのですが、一応列車には乗ってきたのでご紹介します。エジプトの列車ってあまり知られてない気がするし。

  ちなみに乗った区間は、ルクソール―アスワン(昼)、アスワン―カイロ(夜行)です。
 ルクソールから乗るときは切符買うのに一苦労。まあかなり並ぶだろうな、と思ってはいたが「並ぶ」というより怒号の飛び交う謎の混乱状態をきたしており、とにかく窓口に手をねじ込んで金を渡した奴が勝ち。というわけで俺もエジプト人とともに窓口に殴り込みをかける。しかも窓口のオヤジがまったくやる気ない。そんなわけで俺も「おいコラこのクソじじいアスワン行きさっさと売れよゴルァ」とか叫ぶ。しかしそんな中でも、女性がくるとみんなさっと引くのには正直驚いた。「これがイスラムの教えか・・・」でも誰も祈ってなかったけど


a0016192_63171.gif<エジプトの鉄道・データ>
 アフリカ大陸最初の鉄道。1856年にカイロ―アレキサンドリア間が開通(ということは、日本より16年早い)。ナイル川流域に総延長約4400kmの路線を持ち、カイロ近郊の地下鉄以外は非電化。旅客輸送密度は日本に次いで世界2位だそうです(らしい)。
(写真はエジプト国鉄のマーク。アラビア語を図案化?)

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 <アスワン駅にて>
 アスワン駅に入ってくる列車・・・といいたいところですが、これは入れ替え中です。この機関車は入換用(と思われる)。水色に赤・白・黒のライン(エジプト国旗色)が入ってます。本線用は薄いグレーに同じ色のラインが入った箱型のディーゼル機関車でした。写真は撮れてないんですが・・・。ちなみに、イギリスの影響だと思うが駅のホームは日本のように高いです。

a0016192_5485732.gif<エジプト国鉄の夜行列車>
 エジプト国鉄の寝台車(1等)。白地に緑ラインで何となく日本っぽい。白+緑塗装のほかにも、同じ塗り分けで白+赤塗装があって、こちらは座席車のよう。この客車はおそらく東欧のhalberstadt型の同型車ではないかと思うんだが・・・。車内はヨーロッパの寝台車と同じです(むしろキレイ)。

a0016192_551897.gif これも寝台車。上の車両より古いと思われます。客車の塗装は何種類かあって、グレーに窓周りが水色(一番上の写真参照)はたぶん普通列車用。急行・特急用と思われる古い客車はグレー+赤・白・黒ラインでした。客車のリニューアルをしていると思われます。あと、フランスの「ミストラル」タイプのステンレス客車もありました。もしかしたら中古か?


<カイロの地下鉄>
 カイロには今のところ、地下鉄が2本通ってます。1号線(エル・マルグ―ヘルワーン)はフランスの技術で作ったと思われ(明らかにフランスっぽい)、ゲージは1435mm、架線集電。日本の通勤電車よりもはるかに大型の4ドア電車(車体幅3mはあると思う)が9両編成で、かなりの頻度で走ってます。それでも常時満員。
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 写真はショブラ―ギザを結ぶ2号線。途中でナイル河底トンネルを通ります。2号線は軌間1435mm、第三軌条集電(銀座線・丸の内線と同じ)。車両は18m、片側4ドアでエアコン完備、なんとインバータ制御。ドア開閉の時に鳴るチャイムが丸の内線とそっくりです。窓枠が日本の車両っぽいので調べてみたら日本製だった(近畿車輛)。地下鉄は駅構内も明るいし、一人で乗ってる女性客もけっこういました。そういう点での治安はヨーロッパの都市より良い気がする(駅にはマシンガン持った警官&兵士がいるし)。「サダト」だの「ムバラク」だのといった大統領の名前のついた駅があるのも面白い。日本で「中曽根」とか「コイズミ」駅とかつくらないよなあ。

 カイロには、近郊のヘリオポリス方面に行く路面電車もあったんですが、これは乗れなかった。次回はぜひ乗ってみたいところ。
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by amai_mikan | 2004-12-05 06:49 |
待てばカイロの日和あり #2
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 ピラミッドやら古代文明の本が散乱している家に育った私は(母が古代文明マニア)、エジプトはずっと前から行ってみたい国の一つでした。が、「エジプトの遺跡を先に見ちまったら他のがしょぼく見えるのではないか」という懸念もあり今までなかなか行けなかったのです。まあしかしそんなこと言ってるとずっと行けない予感なのでこの度行ってしまったというわけです。

 しかし予想を上回るエジプトの発達ぶりにはびっくりしてしまった。前にモロッコに行ったことがあるので、同じようなもんかと思っていたらとんでもない。カイロは主要道路がほぼ全て立体交差で、片側4車線くらい(みんな車線は気にしていない)の首都高?がガンガン通ってるし、携帯も普及(あちこちでボーダフォンショップを見かけた)。郊外には高層マンションが立ち並び、観光地もエジプト人ファミリーの観光客が多かった(ということは、国内旅行ができるくらいの所得の人がけっこういるということだ)。すごいです。高度成長期です。ただし都会の空気は恐るべき悪さです。石原慎太郎が見たらブチ切れ必至です。カイロの空は、はっきりいって頭痛くなるくらい(なった)強い排気ガスの臭いが常に充満してました。公共交通整備が追いついてないのと車が古いのが原因だと思われます。
 ちなみに、車は古いフィアットとかフィアットもどきの国産車(たぶん)、あとプジョーなんかを多く見かけました。新しい車ではヒュンダイとかDAEWOOとか、韓国勢強し。日本車ではなぜか三菱ランサーが多かった。いなかのタクシーはだいたいプジョー504。路線バスは国産っぽいです。
 
 そんなこんなで街はエネルギーにあふれていて楽しかった。屋台とかも面白いし。

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 そんなわけで、次はエジプトの鉄道をご紹介します(なんだか「世界の車窓から」みたいだ)。写真は朝6時半ごろのカイロ・ラムセス駅。
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by amai_mikan | 2004-11-28 02:17 |
待てばカイロの日和あり
 実はこの一週間、もはや晩秋なのに夏休みを奪還して(私の勤め先に有給は事実上存在しない)エジプトに行っておりました。さっきローマ経由で実家に帰ってきたとこです。
 当然エジプトの鉄道にも乗ってきました(カイロの地下鉄とか、夜行列車とか)。実家だとデジカメ画像がUPできないもんで、詳細は明日にでも書こうかと思います。とりあえずそれでは。

 しかしカイロは信じられないくらいの大都会だった。
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by amai_mikan | 2004-11-23 03:47 |