ついに中央線201系も置き換えか。
JR東日本が中央快速線の車両を
来年12月から順次新型車に置き換えると発表。関東の各主要路線が軒並み新車化されていく中で取り残された感があった中央線ですが、ついにきたかという感じ。ちなみに
概要はこれ(pdf)。形式は誰もが予想したとおりE233です。
完成予想図を見た感じでは今年常磐線に投入されたE531とほとんど同じ(まあE231シリーズだから側面はいじりようがないな)。正面はいままでのE231シリーズよりすこし丸みを帯びたデザインで、フロントガラスのあたりはなんとなくドイツの新型通勤電車(BR423とか)に似ているような気がしなくもない。ついでにいうとホンダの"That's"という軽自動車のリアウインドウに似てると思う。しかしステンレス車体にオレンジのラインだとJR東海と間違えそうだ。
目新しいのは女性専用車にあたる車両は最初からつり革、荷棚の高さを5cm下げていること。全車ともつり革、荷棚の高さは201系と比較して5cm低くなるということなので、トータル10cm下がるわけですね。新製時から女性専用車対応の車内設備で登場する車両は今回が初でしょう。ちなみにつり革、荷棚の高さを一部で低くするという試みは関東では京王9000系が初めてだった気がしますが(優先席付近)、俺の知る限りは割と好評でした。
ほかに、故障対策としてATS-Pやブレーキ制御装置、補助電源など「主要機器の二重系化」を強調していますが、これはほんとに全部各2台積むんだろうか?電動車比率もE231より上がるようですが、まあこれは多重系化というよりは高尾以遠の勾配対策ではないかという気がします。パンタグラフも多くなるようだがこれは近年のパンタを極力減らす傾向から考えるとちょっと意外です。
しかし昭和の名車201系もついに終焉の時が来たのね(まあ西日本には当分残るだろうが)。小田急9000や東急8000も引退しつつある今日この頃ですが、70年代後半生まれとしてはなんだか時の流れを強く感じるのでした。