ここ数ヵ月の散財。
●NY地下鉄R12(Oゲージ)
NYの地下鉄にはなぜか昔から興味があって(乗ったのは1度だけ)模型を作ったこともあるのだがなんとOゲージのモデルがあるのをはぐるまやさんで発見してしまい「うはwwwwwテラカッコヨサスwwwww欲しすぎ」と思い給料が出るのを待ってクリスマスの週末に購入。まさに俺の俺による俺のためのクリスマスプレゼント。これはR12という1948年製の旧いタイプで、80年代に退役してますがNY地下鉄博物館に保存車があって今でもイベントで走ってるようです。店には真っ白な塗装(graffiti resistant whiteと呼ばれた80年代初頭の塗装)のもあり、MTA(交通局)の銀色のロゴが入っていてそっちも良かったんですが、グレー濃淡に赤ラインの入った塗装(たぶん60年代と思われる)のほうを購入。ちなみに保存車はこの色です。けっこうオサレなカラーリングですが何かに似ていると思ったら、そうだ「西武レッドアロー」だ。
アメリカンな車両なのでアメリカンな感じでペプシの缶と並べてみた。見ての通りけっこうでかいのでこれが4両編成で走るとなかなかの迫力です。ちなみに実車は銀座線車両くらいの大きさ。サウンド機能があってモーター音と警笛(京急みたいな音)が鳴りますが、このくらいの大きさになると走行時にジョイント音や集電装置の音やらあちこちカチャカチャ金属的な音を鳴らしながら走るのが楽しい。特にこういう地下鉄の場合は3線式Oゲージだと実車同様に第3軌条から集電しているわけで(まあ第3軌条の位置が違うが)、銀座線みたいな音がします。
NYの地下鉄(というかアメリカの都市鉄道)というと「鉄骨むき出しの高架線」というイメージがあるのでついでに線路も高架化。といっても橋脚をつけただけですがなかなかいい感じです。背景にアールデコ調のビルでも建てたいところだ。ちなみにこの高架は蒸気機関車が走るには強度不足の疑いが強いので立体交差の地上路線を敷こうかと計画中。しかしこいつは思わず地下鉄のレイアウトを作ってしまおうかと思うくらい楽しいっつーかOゲージは全体的に楽しい。しかもこのメーカーからは他にも新旧いろいろNY地下鉄の車両が出ているのを最近知ってしまいなかなかにヤバい。
●小田急ロマンスカーVSE(N)
最新鋭のロマンスカーが模型化となればそりゃ何としても買うってもんでしょう。12月発売で量販店やなんかに並んでるのは見てましたが、俺は小田急限定モデル(特製パッケージ+実車のパンフ付で車両のナンバーが市販品と違う)が欲しかったので、東京に行ったときに和泉多摩川のTRAINS(小田急ショップ)で購入。やっぱり思い入れがあってそれなりの物を買うときはそれなりの所でちゃんと買いたいもんです。
模型ははっきりいって感動的に素晴らしい出来。これくらい「完成度が高い」と感じた模型は久しぶりかもしれない。塗装もただの白ではなくパールホワイトになっていて、見る角度によって輝きが違います。走行性能もこういうのをsilky smoothというのか、本当になめらか。
後ろにあるのがパッケージ。プレミアムっぽくて立派です。手前にあるのが実車のパンフ。実は未だに乗ったことないのだが、これを見るとVSEは「オトナの電車」だなあと思う。というか小田急はそういう部分のセンスには長けているよな。やっぱこういうものは若者を対象にしてはいけないのだ。大人に夢を、子供には憧れを。そういうのがこの模型からも伝わってくる気がする、というかたとえばだな、鉄道好きの少年がこの限定モデルをクリスマスプレゼントにもらったりしたらどんなにうれしいでしょう。そんなことを思ってしまうような模型。
●小田急ロマンスカーRSE(N)
ダブルデッカーもあってなかなかいい車両なのに、実車の本数が少ないからか割と地味な存在(でも俺は好き)のRSEがまさか模型になるとは思わなかった。いい世の中になったものです。かの有名プラモメーカーハセガワが作っているだけに非常に真面目なつくりで全体的にはよくできてます。でもドアが車体と同じようにカーブしていたり(実車はドアの部分だけ垂直)、ヘッドライト、愛称表示幕部分の透明パーツにはっきり切断痕というか微細なヒビがあったりして細部の詰めがちょっと甘いのが残念といえば残念。
そんなわけで正面クリアパーツの切断痕が目立たないように加工してみました。クリアパーツはネジ止めされている前面スカート部を外して、後ろから爪楊枝かなんかで押し出せば簡単に外れます。軽く1000~2000番くらいのペーパーをかけて切断痕をきれいに削り、周りに合わせて断面に濃い目のグレーを塗っておきます。
いろいろ試したが色が一番近かった(しかも楽)のは「ガンダムマーカー」の「ガンダムグレー」という奴。要は光の乱反射を防げればいいのでそんなにきちんと塗る必要はないです。とはいえこの作例はちょっと適当すぎるな(もちろん後で修正したけど)。
これではめ込んでみます。写真が下手くそなので分かりにくいが左が加工前、右が加工後。どうよ?けっこう効果あると思うんですが。しかしこの部分の「ヒビや切断痕のないきれいなクリアパーツ」を作ったら少しは売れそうな気がする。
ロマンスカーカレンダーをバックにVSEとRSEを並べてみた。LSEとHiSEはすでに模型化されているので、あとEXEが出れば現役ロマンスカーは完璧です。自作しようかとも思うけど、最近の勢いだと作ってる間に製品が出そうな気がしまくりです。しかし今年のカレンダーはなんとHiSEが写ってないのだ。もはや完全に「過去の車両」なんだな…。
●西鉄200型(N)
ワンマイルという福岡のメーカーの模型。恐らく史上初の西鉄車両模型化と思われる(今まで西鉄が許可しなかったと言われているが本当なんだろうか)。渋い題材です。前から欲しかったのだが福岡か通販でないと手に入らないと思っていたら東京で売っていたので買ってしまった。車体はダイキャスト製で、いわゆる超精密モデルとは違いますがいい雰囲気です。屋根はプラスチックそのままなので塗装したほうがいいかも。編成が組めるように交換用の屋根や部品もいろいろ入っていて、こういうメーカーの意気込みというかこれが作りたいんだ!という熱意が感じられる模型はいいなと思う。一応ディスプレイモデルですが走るように改造できるようになってます(そのまま線路に置くとショートする)。走行改造したら3両編成くらいにしたいのであと2両は欲しいところ。俺は甘木線を走っていた頃しか知りませんが、「西鉄ライオンズ」全盛の頃にはこれが大牟田線で走っていたのだな。そういえばCHAGE&ASKAの「NとLの野球帽」っていうのはいい曲ですね。
●上田丸子電鉄いろいろ(N)
最近やたら流行っている「鉄道コレクション」というやつです。こんなマイナーな車種でボディが300円台って信じられないよな。これは動力化パーツを組み込んでテーブルで走らせているところ。「とりあえずテーブルを片付けろよ」という意見は有難く頂戴し今後の参考にさせていただきます。これは本来ブラインドパッケージですが、秋葉の某店に行ったら開封して売ってました。車種(というか人気)によって値段が違ってたんですが、銚子電鉄は1000円なのに上田丸子の車両は300円ちょっとで売られており長野県民としては看過できないぜ。人気ないのか?みんな上田電鉄の奥の深さに気づけ。
●小田急3000形(N)
これはキット。今の主力車両ですからそりゃ作るってもんでしょう。車体は塗装済なのでお手軽です。まああんまりお手軽な方向にばっかり走るのもどうかと思うんだが今の季節は夜になると毎日のように雪が降って塗装がしづらいのではっきりいってこういうのはありがたい。まだ車体を取り出してみた程度ですが実車の雰囲気はよく出てます。俺に小田急一般車を語らせると(っていうか俺が勝手に語ってるのだが)長くなるので詳細は次回。
●番外編:W-ZERO3(willcom)
…いや素晴らしいよこれは。しばらく前からメインのPCが調子悪くて実はこの文章もサブマシンで書いてるのだが、正直もうメールもネットも簡単な用事ならW-ZERO3があればなんとかなってしまいますよマジで。しかもこの小ささ手軽さなので目覚めたその時からまぶたを閉じる5秒前までまさにおはようからおやすみまでインターネッティング、俺様の手のひらでユビキタスワールドが大展開です。さらにWordもExcelも搭載しているので簡単な仕事なら寝ながらこれでできてしまうぜ。なによりスライド式でキーボードが引き出せるというのが超素晴らしい。画像はキーボードを引き出したところ。ちなみに画面に表示してるのはこのブログ。液晶が綺麗というのがお分かりいただけるかと。
…鉄道とは金を失う道と見つけたり。